こんにちは。武田塾所沢校の森です。
今回は最速の勉強法である自学自習を進めていく中で、
陥りがちな勿体ない勉強法を紹介していきます。
今回の参考書はこちらです。
古文解釈 はじめの一歩|古漢文
本参考書は単語や文法の知識を一通り入れたうえで、古文はどうやって読むのかという解釈の方法を学ぶための参考書である。文法事項の使い方が中心だが省略の補い方など古文を読む際にどういったことを気にすればいいのかを簡潔にわかりやすく説明してくれている。
使い方は例題をまず自力で解き、その後解説を読み込んで、自力で解けるように仕上げていく。答えだけ正解すればいいとは考えず、なぜそうなるのかという解説にしっかり目を通し、自分で考えて解ける力をつけていく。
古文を読む=訳すと考えている受験生は本参考書で古文を解釈するというのはどういうことなのかを学んでほしい。今後の問題集を解いていくうえでも何も考えずに解いていては、結果につながりにくいため、読み方をしっかり確立しておこう。
教科
古漢文出版社名
駿台文庫
使い方
この参考書では学習した単語や文法を用いてどうやって読解をしていくかを解説しています。問題を解き解説をしっかり読んで読み方を身に着けていきましょう。問題の解説以外にも関連する内容の説明も詳しく書いてあるので、そちらにも目を通しておいてください。
テスト方法
解いてきた問題からランダムで出題し、解答の根拠を全て答える。答えられない場合は、仮に正解できていても不正解とする。
古文解釈はじめの一歩 | |
問題数 | 19テーマ |
1日の量 | 3テーマ |
1週間の量 | 12テーマ |
目標突破日数 | 11日 |
この参考書を取り組んで、
「古典文法で習ったことばかりじゃないか! やる価値あるんですか!」という質問の声を聞きます。
ですが、文法を解釈に活かす方法の参考書なので、その説明として文法が出てくるのは当然です。
「英文解釈を学ぶ際に、英文法で習ったことばかりじゃないか!」と言っているようなものです。
この参考書に書いてある思考の流れで、古文を読むようになって欲しい。
このあとに取り組む古文読解でも、ここに書いてある方法で読むように意識してほしい。
それがこの参考書の役割です。
たとえば、
活用語に付属する「ば・ど・に・を・が」という助詞を見つけた時、
どういったことを想定しながら読みますか?
ピンと来なかったら、危険な取り組み方をしているかもしれません。