こんにちは。武田塾所沢校の森です。
今回は、受験生当時に私が陥ってしまった失敗と、
武田塾で行われる指導について、二つを絡めながらお話ししていきたいと思います。
【失敗の参考】
受験生当時、私は自学自習だけで受験勉強を乗り切りました。
しかし、結果的には自学自習のみで合格出来ましたが、
実際のところ、
入試に必要なレベルを理解するまでには、
多くの時間を費やしてしまい、
浪人することになってしまいました。
今振り返れば、現役の時は時間的に間に合わなかった訳ではないと思います。
しかし、
わかったつもりになってなんとなく進んでいたところがあまりに多すぎて、
けれど、本人としてはわかったつもりなので、そのあやふやなものを復習で固めて進み続け、
結果、最後まで使い物にはなっていなくて、無駄な時間を過ごしてしまったというところが多々ありました。
そうして、浪人の時に初めて、なぜ現役の時にこの視点が持てなかったのか、というような目の覚めるような自学自習が出来るようになりました。
浪人の時に自分でそれに気づけた理由は、
現役の時に失敗した原因」を分析し続けたからに他ならないのですが、
しかし、失敗してから気づくという前提では、現役生にはあまりに時間が足りません。
自学自習を進めていく中では、ここまでの理解が必要なんだ、ということと、
そしてそれぞれの知識を結びつけないといけない、ということに気づけるかどうかが大事になってきます。
気づかないままだと成績は伸びません。
私は気づけなくて浪人しました。
自学自習は確かに最速の勉強法ですが、せっかくの速さも、
その勉強法を間違えてしまえば、
効果が半減、どころかまるで意味がなくなってしまうのです。
武田塾では、自学自習を進めていく中で、自分では気づけない迷走を防ぐために、
講師から生徒に対して、現在の勉強の方法や、
テスト結果に基づいて解答に対する根拠を求める質問を行っていきます。
どんな質問が行われるか、それは現在使用されている参考書、
生徒の学習状況によっても違いますが、
例えば英文法については、こんな質問がされるかもしれませんという、一例を挙げてみたいと思います。
①過去形と現在完了形(結果)の違いについて、
どちらも「～した」という訳になりますが、どういう差がありますか？
②現在完了(継続用法)と現在完了進行形の違いについて、
どちらも同じ意味ですが、どう使い分けるのでしょうか？
③句・節とは何か
⇒ネクステージやvintage、アップグレードといった文法問題集では解説ページに頻出のワードです。
正しく説明できますか？
④副詞節・名詞節とは何か
⇒こちらも同じく頻出の文法用語です。同じく説明できますか？
⑤「need」の助動詞と一般動詞の差について
⇒それぞれどんな時に使い、その形はどのように変わりますか？
⑥主節・従属節という考え方が出来ていますか？
⑦上記が分からないとして、どのように調べますか？
⑧接続詞と前置詞を覚えるときに、それぞれ後ろに来る文構造もセットで覚えられていますか？
⇒例えば、前置詞「dispite」の後ろに名詞相当語句が来ることを意識しながら覚えられていますか
➈今の参考書を一日どれくらいの量を、どれくらいの時間をかけて取り組んでいますか？
➉無理に細かいところまで覚えようとしすぎて、先に中々進めないということはありませんか？
⑪テーマごとに特色・ポイントを意識しながら理解するという意識を持てていますか？
⑫解釈の知識を使いながら取り組めていますか？
(前置詞のあとには名詞相当語句が来る、など)⑬(何か問題を当てたり外したりしたとして)何故このように答えたのですか？
以上、一例でした。
上記の質問はネクステージ、vintageなどを使用している生徒を想定した質問でした。
(まさに今これらの参考書を取り組んでいるという方は、正しく使えていそうでしたか？)
武田塾では、このように勉強法をチェックしながら、勉強の中身を質問して、
足りないところを分析することによって、これから何をしていくべきかを常に提唱していきます。
一人では迷走して失敗してしまうこともある最速の勉強法、
「自学自習」の効果を高めていくのが武田塾で行われる指導でございます。
確かに自学自習は最速です。
しかし、それは迷走しなければ、という条件がついて回ります。
どうか、皆様が私と同じような失敗をしないことを祈ります。
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