こんにちは! 逆転合格の武田塾所沢校です!
今回は最近流行りの薬学部や看護学部について独断と偏見で色々と解説して行こうかと思います。
さて、受験相談で”何故、薬学部に行きたいのか?”と尋ねると
こんな答えが返ってきます。
”私は将来、研究職について薬の開発をしたいと考えてます。”
“薬剤師免許を取って製薬会社で働きたいと考えています。”
こういった考えで薬学部に進路を決めるのは間違ってはいませんが、ベストとは言えません。
さて「薬剤師免許」とは何でしょうか。
薬剤師法では調剤、医薬品の供給その他薬事衛生をつかさどることによって、公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もって国民の健康な生活を確保する任務者(薬剤師法第1条)となっていますが、何だか難しいですよね・・・・。
簡単に言えば薬剤師とは・・・
処方箋に基づいて医薬品を処方し、集団の健康を維持する者です。
この医薬品を処方する権利は薬剤師に独占権があり、開業には薬剤師免許が必要です。
つまり薬剤師になるには6年制の薬学科に進むのが正解なんです。
しかし、製薬会社に研究者として就職するとなればどうでしょう?
稀に薬剤師免許を持って就職される方もいるようですが、殆どの場合’薬剤師免許は必要ありません。’
「製薬会社」と聞くと、何だか研究者として働いている人は皆薬剤師免許を持っていそうですが、
そうではないのです。(ただし、薬学部の6年制を出て薬剤師免許を取得すれば、変な話路頭に迷うことはないので、わざわざ6年制の薬学部を選択し保険の為に免許をとり就職する方もいます。)
では、製薬会社の研究職を狙って就職するにはどの様な進路を目指せば良いのでしょうか?
まずは理系学部を卒業することは必須です。
これに加え、出来れば4年制の創薬学科や化学科および農学部の有機合成学や生化学・機器分析・ゲノム工学等を専攻しておきたいです。
また、殆どの方は学部卒では無く、大学院の修士課程まで取得されます。
求人を見ても殆どが修士以上なので、長い時間とお金がかかるという点は気を付けた方がいいかもしれません。
さて、話を戻しますが
先程、一瞬登場した4年制の創薬学科はどの様な学科なのでしょうか。
この学科、1~4年生でゲノム工学や生化学、有機化学の反応機構や物理化学等を学びます。
また、病院実習がないので化学科の学生の様に研究室にこもり、1年かけて創薬的な知識を取得していきます。
また1年間多く大学に行くことになることが多いですが、努力をすれば殆どの場合
6年制薬学部の4回生から編入する事が可能となり、国家資格である薬剤師免許を取得することが可能となります。
こうしてみると4年制の薬学部は良い事尽くめの様な気がしますが編入試験という厳しい壁を破る必要があります。
予想以上に厄介なのがこの試験。
4年次に編入する場合、6年制に通う学生が実務実習に行く際に合格しなければならないCBTテスト並に難しい問題を解く必要があります。
やはり、うまい話には裏があるという事でしょう(笑)
話をまとめますが・・
薬剤師になるという確固たる意志がある場合は6年制の薬学科を目指しましょう。
まだ、薬剤師になるか迷っている。薬の研究がしたい!という場合には4年生の創薬学科を目指しましょう。
いずれにせよ、将来は人命にかかわる仕事をします。
どっちつかずな半端な気持ちで目指すと入ってから痛い目に合うので
薬学部を目指すにはある程度の覚悟が必要なのは言うまでもないでしょう。
覚悟ができたら早めに勉強を始めましょう!
ガンバレ!!
次回【受験・看護・勉強法・所沢】看護系大学と准看護師の違いについて(医療系シリーズその2)
受験について迷っている。
若しくはわからないことがある方、是非一度所沢校へ受験相談に来てみませんか?
受験に関することなら何でも相談してください!!
⇒受験相談の問い合わせはこちら